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「復興応援ツアー2017」 レポート(後編)

『ホテルはまぎく』に宿泊

 

 

今回はホテルの営業部の方にホテルのこれまでの経過についてお話しいただきました。
津波で社長が亡くなり、再建できるかどうか不安ななか、たくさんのボランティアさんにがれきの撤去を手伝ってもらえたことで再建を決意されたそうです。
このホテルは14年前に開催された「全国豊かな海づくり大会」にご出席されるため、天皇皇后両陛下がお泊りになったことでも有名です。
そして昨年9月、再び天皇皇后両陛下が大槌町を訪問され、その際にこのホテルにお泊りになりました。宿泊2日目の朝、外を散歩された両陛下が砂浜がなくなっていることにお気づきになり、砂浜が戻ってくるまであと5年かかるという説明をお聞きになると、「あと、5年ですね」とお答えになったと、ホテルの方がお話ししていました。

 

 

はまぎくの花言葉は「逆境に強い」。皇后陛下にその言葉をいただいて、再建後に「はまぎく」の名前を付け、両陛下に励まされていることを感じているホテルのスタッフの皆さん。震災で多くの従業員が離職を余儀なくされ、2年半後の再建時には9割が新しいスタッフになったとのこと。「新しいメンバーで、またホテルはまぎくを盛り立てていきます」と静かに、しかし力強くお話しいただきました。

吉祥寺、再び

昨年に引き続き、今年も吉祥寺に伺いました。
前大槌町長・碇川豊さんのお迎えを受け、メンバーは本堂へ。

高橋ご住職の安全祈願のご祈祷をいただき、碇川さんより大槌町復興の足跡についてご説明いただきました。

 

 

その後再び住職から、大切な人たちが生きた証を残し、命の尊さを伝えるために始めた「生きた証プロジェクト」の話を伺いました。
住職はプロジェクトの中心として、町民とともに3年かけて遺族への聞き取り調査を行い、6年前の津波で命を落とした544人、一人ひとりの生きてきた姿が描かれている「生きた証(あかし)回顧録」を今年の3月に発行されたそうです。

 

 

「大切なものを大切だと思う時間をもってください」とのメッセージをいただき、参加者それぞれが日々の生活を思い起こし、これからの活力をいただきました。

 

 

風の電話

昨年3月に放送されたNHKスペシャル『「風の電話」でささやかれる心の声』を見て、一度は訪れてみたいと思っていた場所です。
「風の電話」という、電話線がない、つまりつながらない電話が置かれたボックスは、震災前に仲の良かったいとこを亡くしたとき、その思いをつなぎたいと設置されたそうで、実は震災前にできたと、ボックスの持ち主の方がおっしゃってました。
その後、震災で家族や親しい人を亡くした人たちが、被災者との思いをこのボックスで電話越しに話し合えたらと、メモリアルガーデンに併設したそうです。

「さんずろ家」でサプライズ

昼食は民宿・お食事処の「さんずろ家」。

 

 

なんと、ゆいっこ代表のさかい学がいました。そして、NPO『瀬谷丸』の理事長・露木さんも大槌の人たちとの打ち合わせで来ていました。

復興支援の最初から一緒に活動している大槌町選出の岩手県議会議員もいらっしゃったので、当時の話をしていただきました↓

 

 

先ほど吉祥寺でお会いした碇川・前大槌町長も合流し、にぎやかな昼食になりました。

 

 

新装!安渡公民館

ゆいっこ横浜言いだしっぺ支部が復興支援活動を始めた原点の安渡地区。今春、木の香りいっぱいの立派な施設が完成しました。

 

 

安渡町内会長の佐々木さん、公民館安渡分館長の新分館長の佐藤さんの出迎えを受け、仮設住宅に暮らす方々に一年ぶりの再会を果たしました。

 

 

「元気だった?」「まだ、生きてるよ」「久しぶりだなぁ」「横浜の〇〇さん、元気?」など、お互いの消息を確かめ合う会話や、初めての参加者には当時の話や現在の生活ぶりを話すなど、お茶を飲みながらの会話が盛り上がりました。

「さかいさんにお礼が言いたくって」と、今回の懇親会にわざわざ参加してくださったユリコさん。安渡小学校でずっと料理作りをしていたとき「ゆいっこ」と出会い、「自分のいる仮設住宅にも来てください!」と声をかけたときの思い出を話してくれました↓

 

 

炊き出し第13便(2011年12月1日)

 

今まで、何度もツアーでお会いしていた前館長は移住されてしまっていました。今回もわざわざこちらに出向こうとしてくださっていたようですが、ご都合がつかずお会いできなかったようです。

一年の歳月が人の環境を変える、そうした思いをつくづくと感じさせられました。

↓避難所として使用するホール。床暖房も装備されています

 

 

大槌町役場へ

今回も大土小学校校舎を利用した町役場を訪問し、平野町長をはじめ、青木大槌町議会議長、ご担当の方々から、昨年開校したばかりの「大槌町立大槌学園」のことや、道路の整備についての現状などについてのお話を伺いました。

 

 

お隣と薄い壁で仕切られていた仮設住宅から災害公営住宅へ転居した方々から、「隣の音が聞こえず、寂しい」という声があがっているという話も出て、仮設住宅とはいえ、住み慣れた場所から高齢の方が転居することの難しさも考えさせられました。
また、人口が増えず、災害公営住宅の空き家が出てくることに対し、参加者からは「先細りしていく漁業を復興させるためにも、住居費無料で呼び込んでみてはどうだろうか」という提案も出ました。

 

 

この後、山の上から大槌沿岸が一望できる城山公園に移動し、復興の現状を実際に見ながらご説明いただきました。

 

 

 

帰りには、午前中吉祥寺の高橋住職からお話を聞いた「東日本大震災津波物故者納骨堂」に手を合わせる機会ももらえました。

少しずつですが、復興の進捗が見られました。特に、メイン道路が一直線に伸び、しっかりと舗装され、「道路の柱」ができたと感じられました。

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