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復興応援ツアー2018(後編)

ホテルはまぎく

 

 

従業員さんから震災時のホテルの様子をお聞きしました。
このホテルはおととし天皇皇后両陛下がお泊りになったことでも有名です。
もともと「波板観光ホテル」という名前でしたが、20余年前にこの地に天皇皇后両陛下がお越しになった際、はまぎくの花をお贈りし、それが皇居・御所の車寄せに今も咲いていることを知り、再開するときにこの名前を付けたそうです。

はまぎくの花言葉は「逆境に強い」。今でも励まされている気持ちで、従業員差たちは頑張っているそうです。

 

蓬莱島(ひょっこりひょうたん島)

 

 

遠くから見ると、海に浮かぶひょうたんに見えるところからその名がついたと言われるひょうたん島。
ツアーが始まった当初の7年前には船でしか上陸できなかった島は、2年後には岸壁ができて島の目の前まで行けるようになり、3年前についに上陸できるようになりました。
ですから、ここも歳月の流れを感じられる場所の一つです。
また、蓬莱島へ行く道路(行き方)が昨年と異なったため、運転手さんが戸惑っていました。以前運転手さんが言っていました。「大げさだけど、毎日道ができていて、毎日行き方が変わる」。これが復興途上ということなのでしょう。

 

瀬谷丸発見!

 

 

「三陸沖に瀬谷丸を!」実行委員会が中心になって、瀬谷区を上げての一大プロジェクトとなった「三陸沖に船を贈ろう!」という取り組みで、大槌に贈られた漁船『瀬谷丸』。停泊してるのを参加者が見つけ、記念撮影。進水式の際にも大槌に来た参加者達にとっては、懐かしさと喜びもひとしおです。

 

旧大槌町役場

 

 

この役所を壊すか、遺構として保存するかが町民の関心事ですが、壊すことを明言していた現町長のもと、現在解体準備が進んでいます。
津波で大打撃を受けた建物は、年々劣化し、当初は中に入れましたが、数年前からフェンスができ、フェンス越しにしか中を見られなくなりました。
無作為に抽出した高校生にヒヤリングしたところ、全員が「保存」を希望したという話を現地で伺いました。今後、私たちも注目していきたいと思います。

 

↓役場の時計は、あの日の津波で止まったまま

 

 

小槌神社

 

 

震災時に火の手が迫り、鳥居が焼け落ちる化と思われましたが、消防団の方々の努力と風向きで大災を逃れた神社。その意味からも、縁起がいいと言われているそうです。

 

おしゃち文化交流センター

 

 

旧町役場の隣に完成したばかりの「おしゃち文化交流センター」。
震災前の御社地(おしゃち)地区にあった図書館やふれあいセンターを復活させた施設で、1階のエントランスホールには昔の大槌町のジオラマや130名超を収容できる、移動式座席のある多目的ホール兼シアター、3階には図書館があります。

センターのスタッフさんに館内を案内していただきました。

 

 

↓多目的シアター

 

 

 

 

その後、2階の会議室で「おばちゃんクラブ(おばくら)」さん、「菊池養蜂園」さん、大槌町会議員の東梅さん、岩手県議会議員の岩崎さんたちと交流会。

 

 

震災後に立ち上げた「おばくら」代表の洋子さんから、立ち上げの経緯から、今日までの活動の話、そして商品の紹介をしていただきました。夏の「ゆいっこブース」でも新しい商品が並びますので、ゆいっこブースがオープンするときにはぜひお立ち寄りください!!

また、珍しい味や香りのハチミツを販売している「菊池養蜂園」さんからは、蜂の興味深いお話を伺いました。こうした情報も、ゆいっこブースで披露いたしますので、ぜひ声をかけてください!

 

城山公園・納骨堂

 

 

高台にある城山公園からは、大槌の町を見下ろすことができます。毎年ここに立ち寄ると、復興の物理的な進み具合が見えます。がれきだらけだった町が、きれいになり、更地となり、そして嵩上げされ・・・。
見た目には整地され、きれいになってきていますが、私たちが交流してきた方々の声を思い出すと、「まだまだ」の感はぬぐえません。

 

菜の花プロジェクト

 

 

「黄色は幸せの色、多くの犠牲者の供養にもなる」と、河川を管理する岩手県に掛け合って了承を得、たった一人で始めた大槌川岸を菜の花で埋め尽くすプロジェクトです。
発起人の金山文造さんが一人黙々と荒れ地を耕す姿に感銘を受けた人たちの支援の輪が全国に広がり、岸を耕し、種まきをしているそうです。
震災直後、宅建西部支部の方達からご相談を受けたゆいっこ代表のさかい学が、金山文造さんと西部支部さんをつなぎ、一緒に種まきをしました。今回の参加者の何人かはそのときに種まきを手伝った人がいて、数年ぶりに金山文造さんと再会することができました。
今回は金山さんによる「発災当時を語る紙芝居」が披露されました。当日のことやその後の話に、被災者のみなさんのご苦労を感じました。

 

 

生酒醸造所「浜千鳥」

 

 

お酒ができるまでのVTRを拝見した後、蔵に入りお酒ができるまでの行程について実際に見ながらご説明いただきました。とは言っても、お酒の仕込みは終わっているため、しんと静まりかえった蔵の中を見学するだけですが、震災後の様々なご苦労をされた社長さんの、前向きで軽妙なごっせつめいに、笑いが飛び交いました。
もともとあった蔵をこの地に移転したのは、酒造りの基本である「水」にこだわったから、と社長さん。また、私たちがここの見学を希望したのも、大槌のお米を使ってお酒を造っているから。
私たちが応援する大槌を応援している浜千鳥さんを、私たちも応援しよう!と、新花巻に行く途中の釜石で浜千鳥のお酒をみんなでお土産に買って帰りました。

 

 

今回のツアーもかなりタイトなスケジュールでした。その大きな理由は、「回を重ねるごとに知り合いが増えて、行く場所が増える」からです。本当に、ありがたいことです。
私たちゆいっこが活動の念頭においている「顔の見える、息の長い支援」というメッセージがしっかりと形になっていることを、今回の旅でも実感しました。
今回の参加者さんたちに感想をうかがったところ、「居酒屋『みかドン』に入ったら、「おかえり〜って言われた。すごくうれしかった」という言葉がありました。これがゆいっこの「復興応援ツアー」なのだと思います。ありがとうございました。

 

【参加者さんたちの感想】

 

・がんばっている人がいて、がんばれます。今回の旅でもエネルギーをもらいました。

・震災が風化していることを感じました。その一方で新しいものが始まっていることも感じました。

・震災は人ごとじゃありません。自分の周りの人に伝えていきたいです。

・ツアーの回を重ねるごとに、新しく学ぶところがたくさんありました。

・久しぶりにツアーに参加して、前回来たときのことを、今回も一緒に来た息子と話しました。来年もまた参加したいです。

・年代も住んでいる地域も違う人たちとこうした経験ができることはないので、とてもよかった。自分の年齢も高くなってきて、いつまで被災地を見に来ることができるかわからないけれど、来年も参加できるように体調を整えていきます。

・人から「何の意味があるのか?」と言われても、台風で流されても、菜の花を植え続ける「菜の花プロジェクト」の金山文造さんの行動力に驚きました。

・こうしたツアーがずっと続いていることに感謝です。Youtubeやネット、新聞で実際に見て、確認できたことは、自分の人生に大きな影響を与えると思います。

・ゆいっこの活動に力をいただきました。

・昨年に引き続き、今年も居酒屋「みかドン」に行けた。みかちゃんから「おかえり〜」って言われたのが、とてもうれしかった。

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